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  住宅ローンの破綻例…その8
  計画をしっかりと立てずに勢いで住宅を購入すると、すぐに住宅ローンの支払いに行き詰まるケースも!
  ローンの返済が苦しいと感じたら、お近くの任意売却センター地域担当業者にご相談ください。  ご相談・ご依頼は無料です!
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 勢いで購入をして任意売却に至った事例
 世田谷区の賃貸マンションに住む、結婚して2年目で子供がいない松川さん(仮名)、当時30才。平成11年4月に新聞チラシで「今の家賃で自分の家がもてますよ!!」という広告を見た奥さんが「ねえ、日曜日に見に行かない?」と冗談半分で言ったことからこの話が始まりました。
 半年後に川崎市北部の住宅街「新百合ヶ丘」に3,200万円で68平方メートルのマンションを購入しました。頭金はゼロで、すべて借金です。諸費用を含めて総額3,600万円となりました。奥さんは正社員として働き、年収が200万円以上あります。ご夫婦の合計年収は約600万円。共有名義とし、松川さんが3分の2、奥さんが3分の1の持分です。すべてを「行け行けの業者」に任せ、お二人は言われるままにハンコを押しただけです。
 住宅ローンの返済額は毎月8万円で、年2回のボーナス時に32万円。また、新居へ引っ越す際にカーテンや家具、電気製品を新調し、この費用も借金して毎月の返済が約4万円です。
 30才という若さで持ち家と得て、他人がみたらスゴイと感じたことでしょう。2人とも返済など気にすることなく快適と思われる生活が始まりました。
 しかし、年額約160万円の住宅ローンと、管理費等が約24万円、固定資産税と都市計画税が約12万円、それに加えて他のローンが約50万円と、1年間で約250万円の返済をしなくてはなりません。
 このご夫婦の悲劇は、このときすでに始まっていました。マンションを買って初めてのお正月を過ごし、そして2月になるとボーナス払いの32万円、3月には不動産取得税20万円の請求が来て、2人は結婚して初めて、そして人生で初めてお金による「追い込み」をかけられたのです。
 6月には奥さんの妊娠がわかったのですが、嬉しいはずなのに率直に喜べない状況になっていました。一息つくと襲ってくる次の「ボーナス返済」。12月にボーナスをもらっても、2月のボーナス返済のために使えません。固定資産税等の12万円も重くのしかかってきます。
 子供が生まれる1か月前まで大きなお腹で働いていた奥さんも、出産のために退社せざるを得ませんでした。子供が生まれてからは、奥さんは育児と住宅ローン返済とでストレスが溜まり出しました。実家が2人とも東北で、両親が手伝いに来るには少し遠過ぎます。
 そして、カードローンのキャッシングが始まり、次にサラ金です。楽しいはずのマイホーム生活が一転して地獄です。子供が2才になる前に松川さんの収入ではどうにもならなくなりました。「金の切れ目が…」ではありませんが、奥さんの気持ちも、どうにもならなくなってきてしまったそうです。
 平成15年1月に協議離婚をして、奥さんは子供を連れて宮城の実家に帰ってしまいました。松川さんは転職をし、トラックの運転手、そしてクレーンのオペレーターになりました。
 そして、破産を決意。私たちは弁護士からの依頼で松川さんのマンションを訪れました。玄関を入り廊下を歩いても、生活感はまったくありません。3LDKのマンションで松川さんの一人暮らしです。3つの部屋は使われておらず、LDKで寝起きをしているとのことですが、それでも広過ぎるくらいです。奥さんが家財道具や家具のほとんどを持って行ったようでした。
 クリーニングをすればすぐにでも売却可能です。奥さんにも連絡をして専任媒介契約書に押印をしてもらい、販売活動に入りました。むろん、奥さんには残債務支払いの請求が来ることを伝えました。マンションの売却価格は1,480万円でした。
 このように、初めから返済が難しいことを理解せず、「行け行けの不動産業者」から言われるままに購入をして、破産にまで至る人が少なくありません。松川さんは自己破産をし、奥さんは連帯債務者となりました。一時の夢としては高くついたものです。

 ケース1…住宅ローンが破綻し、任意売却で処理した事例
 ケース2…競売直前に任意売却で処理した事例
 ケース3…住宅ローンが支払い不能で、任意売却となった事例
 ケース4…競売されたアパートの居住者の事例
 ケース5…元夫がローンを支払わず、任意売買を行った事例
 ケース6…転職による収入減で住宅ローンが破綻した事例
 ケース7…不況で返済が難しく、任意売却のほうが良い事例
 ケース8…勢いで購入をして任意売却に至った事例
 ケース9…住宅ローンを延滞し、任意売却になった事例
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